新時代らしくて、でも落ち着きもある着物を作りたい
平成にありがとうと言いたい、カラーズ京都の長瀬澄人です。
新元号の令和は、とても素敵な響きで、まさに新しい時代に突入してゆくことを感じさせられますね。
ですが個人的には、残り僅かな平成時代にありがとうと、感謝の気持ちで過ごすことが大切に思います。
子どもから大人に成長し、喜びや挫折など、いろいろなことを経験し、今の自分を形成してきたのは、まさに平成の時代でした。
また、どんどん便利な世の中になる一方で、アナログ感ある、古き良きものが、多く淘汰されていった事実もあります。
平成の30年間、着物の生産量は、減少の一途でしたので、着物も、その一つと言える面があるかと思います。
しかしそれでも、着物がゼロになったわけではありません。
着物を作る仕事に、誇りや希望を見出すことになった、この平成の時代に、改めて感謝したいと思います。
そしてこれから先、令和の時代には、着物は日本人にとって、どんな位置付けになってゆくのでしょうか。
また、どんな着物が必要とされてゆくのでしょうか。
カラーズ京都は、永く続いてきた着物文化の、守るべき部分と、変化して然るべき部分との、バランスをとりながら、お洒落な着物を作り続けたいと考えています。
さて、前置きがとても長くなりましたが、4月の新作は、爽やかなレモンイエローの付下げです。
商品詳細ページは→こちら
肩から膝にかけては明るい黄色、裾から膝にはシルバーグレーで落ち着きを加えています。
ポイントとなる上前の膝には、京繍と呼ばれる手刺繍で艶を加え、格も高めています。。
袋帯を合わせてのフォーマルシーンはもちろん、名古屋帯でやや砕けたカジュアルシーンのお洒落着としての着用も可能な、リラクシングフォーマルな着物です。
「色無地では、何だか味気ないし…」とお考えの方や、
「柄が派手過ぎるのは必要ないし…」という方、
「若く見えるけど、子どもっぽくない、上品なのが着たいし…」
などなど、お考えの方にピッタリです。
色の感覚は新しいけれど、古き良き伝統ある、京都のハンドメイドで染めた着物ですので、品質の良さもお約束いたします。
もちろんお客様に合わせたお仕立てになりますので、サイズや八掛などの細かな打ち合わせの後、約2〜3ヶ月後にお届けとなります。
京都近郊の方は、ぜひ実物を見ていただきたいですし、そうでない方は、お電話やメールにてお問い合わせいくださいませ。
お待ちしております。