人が多い京都

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人が多い京都

On 8月 24, 2017, Posted by , in その他, With 2 Comments

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外国人観光客さんにも優しく対応する、カラーズ京都の長瀬澄人です。

 

8月も終盤になってきました。
夏休みも終わりが近いためか、最後の旅行ラッシュのような光景をたくさん見かけます。

ここ数年、京都の観光客が急激に増加していて、交通インフラや、宿泊施設のキャパをオーバーしていること、また歴史ある観光地にも人が溢れ返ってしまい、古都京都と言うには、あまりに風情が無いということが言われるようになっています。
確かに、バスも電車も、街の路地にも旅行トランクを引いた観光客が本当に多くなったと思います。

 

カラーズのアトリエがある場所は、大通りである堀川通りの裏にあたるため、比較的昼間でも閑散とした通りなのですが、ガラス張りで中の作業が見えるため、外国人観光客さんたちが足を止めて見ていくことも多くなりました。

いろいろと質問されることも増え、下手ながらも英語で説明するのですが、面白いことに、イギリスやフランス、イタリアなどのヨーロッパ圏の人は、伝統ある仕事に従事していることへのリスペクトをしみじみ表現してくれますし、逆にアメリカの人は、ひたすらワーオ!ビューティホー!など、大きめのリアクションをしてくれる傾向があります。

「ニンジャウェアは作っていないのか?」

なんて質問をされることもあり、

「サムライウェアやゲイシャウェアなら作れるよ」

と言ってあげると大喜びしてくれます。

注文もらったことはまだ無いですが。(笑)

 

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彼らにとって、急激に変化している今の京都という街が、どのように見えているのか分かりませんが、私は変わらず地に足着いたアトリエを続けたいと思っています。

そのことが、少なくとも着物が好きな日本人にとっての喜びに繋るならば、またさらに日本や京都が好きになり、この仕事に誇りを持つことができるなと思います。

 

 

2 Comments so far:

  1. 植田和好 より:

    白生地の値段が上がって大変ですよね。
    染め物が思ったとおりに綺麗に仕上がると気持ちいいと思います。
    なかなか難しいでしょうが、頑張ってください

    • colors-kyoto より:

      ありがとうございます。
      生地は今後も値上がり傾向が続くと思われます。
      なんとか企業努力で吸収してゆく方向ですが…
      良い生地だとイメージ以上の染め上がりになることもあるので、どうしてもこだわって高い生地を使ってしまうという…。

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