祇園祭はもうすぐ
おしゃれな着物を染めるため、しっかり汗をかいて体型の維持にも気を配る、カラーズ京都の長瀬澄人です。
蒸し暑さが増すと同時に、もうすぐ祇園祭の熱気も高まっていこうかという京都です。
私は京都在住ではありますが、父親は愛知県出身で、母親が京都という、言わば混血の京都移民二世という感じでしょうか。
京都で染めの仕事をしていると言うと、ずっと代々京都の地の人間なのかと思われがちですが、そうではなく、いわゆるアウトサイダーですね。
なので、正直なところ祇園祭といっても、その中心で何かに携わる訳でもなく、単なるガヤに過ぎません。
しかし京都という地が、過去1200年に渡って、どんな変遷をしてきた場所なのかは、歴史をザックリなぞってみるだけでも、とても興味深いものだと感じることができます。
また祇園祭も1000年を超えて受け継がれてきたものだと思うと、そこにどれだけの人の汗や涙や血が注がれてきたのか、想像を絶するものがあります。
アウトサイダーな目線ではありますが、迫力のある山や鉾の佇まいから、どこか日本人の生真面目さや、一途さみたいなものを感じられることが、私としては祇園祭の一番好きなところです。
着物という、これも一つの伝統ある文化に携わる立場として、手本にしたいなぁと思いつつ、シャカシャカとハケを刷り続けたいと思います。
なんだか夏休みの作文みたいな内容でしたが、カラーズ京都のアトリエショップでは、祇園祭時期も営業しておりますので、観光にお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。