おしゃれな着物を染めながら、おしゃれなショップもしている、カラーズ京都の長瀬澄人です。

長い梅雨が明け、祇園祭りもクライマックスを過ぎたところで、カラーズ京都の近況報告です。

このところ忙しくしておりました。

カラーズ京都オリジナル新商品の仕込み、お客様の誂えなどに加え、他ブランドの商品作りのお手伝いなどもあり、腰痛の再発と格闘しつつ、ものづくりに集中しています。

カラーズ京都がアトリエから進化し、ショップを兼ねるようになって、約3か月が過ぎましたが、少しずつ新規のお客様も増え、それに伴いご注文もいただけるようになってきました。

誠にありがとうございます。

通常、ショップというのはオープン時のスタートダッシュが肝心で、できればロケットスタートを目指すものだと思うのですが、カラーズの場合は、この上ないスロースタートを前提に始めました。

ショップ運営の一番の目的を、「高品質な着物を廉価で提供し続けるアトリエを継続すること」としているからです。

ブランドの立ち上げや、ショップという形をとることは、現在無くなりつつある良質な着物を手作りで生産する工房を、また現役の職人である私自身の仕事を、自ら生み出し、継続するためには、必要不可欠なことです。

そしてファクトリーブランドならではの品質と価格で提供することで、お客様の選択の幅を広げ、着物をより愛するきっかけを作ることが、カラーズ京都の責務だと考えています。

これらは、決して短い期間では成し得ないことですので、ロケットスタートを決めるためのパフォーマンスよりも、地に足着いたものづくりや、本当に長い間ご愛用いただけるためのセンスや品質を付加するための努力に注力しようと考えております。

お客様にご購入いただく前の段階から、いま作っている着物が、本当に5年後も、10年後も、さらにその後も、喜んでご使用いただけるものなのかどうか、常に問い掛けながら、カラーズ京都は製作しています。

どんなところで、どんな風に、どんな人が作っているのか、そしてその着物はどんなものか、ぜひ一度お越しになってご覧ください。

これからも、カラーズ京都をよろしくお願いします。

そして、近く新たなアイテムとして、帯揚げの取り扱いを始めます。

「小物類はないのですか？」

というお問い合わせが多かったですので、せっかくならカラーズ京都ならではの品質とセンスで、オリジナルを作ることにしました。
少しだけ写真もアップします。

準備が整ったら、オンラインショップにもアップしますのでお楽しみに。